Le vent du Marseille

風のように、気の向くまま…

Déjà vu...?

この街に、一度来たはずだ

 

訪れることも無いと思われた、この街に

初めてみる風景

行きかう人々

 

白い肌

綺麗な瞳

美しい声

 

永遠という時間を欲しいと、初めて思った…

そこにあなたがいたから…

あなたに呼ばれたから…

 

時は、止まることはない、漣の如く

 

訪れることは止めないであろうと、この街に

 

みたことがあるはずのこの風景

行きかう人々

 

時だけは、止まることはない、荒波の如く

 

白い肌

綺麗な瞳

美しい、声…

 

そこに、あなたはいなかった…

 

同じ街に、来たはず

同じ物を、見たはず

同じ呼吸を、したはず

 

あれは、

真夏の白昼夢…

 

きっと…

この街を訪れたのは、初めてだった

 

初めて見た風景だった

何もかもが、初めてだった

 

白い肌

綺麗な瞳

美しい声

 

は、そこには無かった

 

だって、

あなたに呼ばれなかったから…

 

そこに、あなたは、いなかったから…

 

違う街に来たんだろう

 

瞳を閉じたときにだけ、

現れる街

行きかう人々

 

白い、肌

綺麗な、瞳

美しい、声

 

その時だけ、あなたはいる…

 

長い夢を、視ていたのか

覚めない夢の中にいるのか

 

幻だったのか

 

あなたはそこにいた

確認はしていない

 

あなたに

触れてはいないから

 

触れることは、できなかった…

 

決して、触れてはいけなかった…

 

壊れてしまうから…

 

壊してしまえば…よかった…?

 

あなたは、そこにいる

 

白昼の、月の如く…

 

真夏の日差しが、そうさせたのか…

 

Déesse de la lune intouchable…