Le vent du Marseille

風のように、気の向くまま…

Nobody is there who is waiting me beyond the bridge on the Milky Way.

日付が変わってしまいましたが、
7月7日は、七夕でもありますが、私にとっては特別な日なので、毎年このような事を綴っていますが。

もう33年程はたつでしょうが、未だ見続け、心の何処かで追いかけ、自分を重ね続けるアニメの主人公
キリコ・キュービー
装甲騎兵ボトムズの長きにわたり描き続けられている、あくまでもアニメのキャラクターですが、他人の気がしない、という面、幼少期の強さの欲しかった、理想ともしていたキャラクター。
長い間それだけを追いかけていたと、自分も疑わなかったけれども、時が経ち、色々な角度で見られるようになってくると、不思議な感覚が生まれてきた。

本当は気がつかなかっただけなのかもしれないけれども。

メカ物と思われている節が強いが、蓋を開けてみると人間臭い部分ばかりのようなとても子供向けの作品とは思えない。
そのつもりで作られていなかったらしいけれど。

ヒーローがいるなら、ヒロインもいる。
時間と共に感じたものは、ヒロインの台詞、その言い方や発言のタイミング、感情の出し方、その感覚が、まるで自分がその場にいたなら言ってしまうかもしれないと、その様に感じてきた。
かといって主人公のことが理解できなくなったという訳ではない。

ヒロインも二人(置き換わる)でそれぞれ経緯こそ個となれど、当初は主人公の敵役として現れるも、彼自身火の粉こそ払えど、ヒロインには形式的には勝つ、しかし倒すべきとは思えない、部分的には自分と似た境遇と感じ感情表現は下手だが心を寄せていたのではないかなと。
彼女たちもまた同様な感じだったのかもしれないと。


今年は珍しく、この日に公開の映画があり、レイトショーを見に行った。
第二作目となる
"John Wick chapter 2"
新作なのでこちらに関しての内容は割愛しますが…

キアヌ・リーブス主演のアクション物だが、彼は熱血漢より少し影のある、それでも芯のある役が合うと個人的には思いますが今まで中々全てにその様な作品に恵まれなかったが、爆発的にヒットした"The Matrix"よりも設定からかなり影のある配役になっているが、その片鱗に押さえ込んでいる優しさが、単にアクションの冴える格好良い男、だけでなく(それはそれですごい技術だが)、女性が時々口にする「母性をくすぐる」というものなのでしょうか?
私は個人的には母性は母に限らず、無い人はないものと考えているが、所謂「一人にはできない弱さがある」ということなのだろうか、
一作目で話のコアとなる愛する女性のために、ずっと闇の社会で生きてきた男が日の元にでて共に生きることを選ばせた、抜け出すこと等容易でない、その上闇は辞めさせないための無理難題を最後の仕事として、それを条件に足を洗うことを認める、誰もそれは達成しないと思いわざとその様なことをしたが、彼は成し遂げ裏の社会から抜け出した。
ただ病に伏せたパートナーが亡くなるのは余りにも早く、生きる事にも自暴自棄になりかけていた矢先、彼女はそれを察して「自分は良いから、生きる目的を持って」と、後日本人からの事前の手配から犬がやって来た。
「愛情を忘れないで」
という気持ちを込めて。

ただ、悲しいことは続けて起こり、些細な揉め事から、元々彼がパートナーから危惧されてはいたものの認めてはいた「特別な車」を狙われ、教われた際に、仔犬まで亡きものとされ、彼女からの気持ちを踏みにじまれた挙げ句愛車も取られ、封印していた過去の自分に戻ることを決意した。
ほんの、その為のときだけのつもりと本人は思っていたが、回りは過去を知るものばかり故そうは中々させてくれないが、抗う。

身を引いた世界に戻り、それでもかつての仲間ともライバルとも言える友人に助けられ、最後に目的を達するも、望んで戻ったのではない、怒りと悲しみがだけだったそうさせた分、最後はおそらく虚しさのような、本来はそのこと自体起きなくてよかったこと故に心身共にはてて、おそらく彼はもうどうでも良くなっていたのかもしれない。
気を失いかけ横に倒れていた彼を目覚めさせたのは、最後に無意識に取り出していた唯一彼女との過ごした記録であったスマートフォンの動画からの彼女の呼びかけだった。

まるで、目を覚まし、生きてほしい想いが伝わったのか…

続編になる今回の話はその数日後からではありますが、見所は取っておいて、

その彼女との想いを唯一とし、それを守るため彼自身ですら守り続けていた「ルール」を破ってまで、世界を敵にしても生きることを選んだ。


私には、そこまで出来るのだろうか?

いや、

そこまで想ってくれる人は、現れるのだろうか?


私はいつもこの、ジレンマと戦い続けるのかもしれません。


それでは、満月に祈りを込めて…